庭の手入れをしていたGmaがビックリ。アケビの木からいきなりボタッと落ちてきて動かない変なものがいたからですが、しばらくしても動かないので、おそるおそるつまみあげて、私のところまでもってきました。私の方も蛾の幼虫だとは思うものの、その巨大さ(7~8cm)と妙に愛嬌のある格好には、やはり驚かされました。(手の平に載せて見ると、冷たくて、ズッシリした感じでした。)
急いで、図鑑を調べるもののなかなかぴったりするものはありませんでしたが、目玉模様が決め手となって、アケビコノハ(通草木葉蛾・ヤガ科)の幼虫と判明。体色には変異があるようです。
アケビの木に戻しても、1時間たっても動きません。さては木から落ちて脳震盪でも起こしたのか、心配してつついたら、腹脚の一部で木にしがみついていたので、安心をしました。
しばらくして、見に行ったら、体を伸ばして、アケビ(五葉木通、通草)の葉のうち3枚までを食べていました。あわてて、写真機を取りにいって、写そうと思ったら、少しだけ、頭が覗けたのですが、また、縮んでしまいました。(図鑑の説明でも、”ほとんど常に第1~第3腹節を背方に湾曲して頭部を下方に下げ、尾端を高く持ち上げている・・・”そうですが、うまく記述するものだなと、感心してしまいました。)
近くを探したら、アケビの実(三つ葉アケビの方です)が、三つ見つかったので、おいしくいただく予定。さらに、ハマギクに、蛹がありましたが、こんなに大きいのにちっとも気がつきませんでした。そういえば、こちらに引っ越してきて、30年ほどたつのに、初めて見たのですから、不思議なものです。
参考
原色日本蛾類幼虫図鑑(上)P138 保育社(昭和40年初版)
地球昆虫図鑑
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