陸平貝塚には、ブクブク水など谷戸になっているところがあるので、変わった水生植物でもないか探検隊にいきました。残念ながら、珍しいものは見つけられませんでしたが、ギョッとするような毛虫がいました。(下の方に写真を貼り付けておきますので、怖いも知らずの人はスクロールしてみてください。)
1番目のブクブク水のある里山ゾーンでは、アキノウナギツカミ(秋の鰻掴み・タデ科)が群生していました。
※ 葉が茎を抱いていないようにも見えますが、葉柄がなく、花柄にトゲがあるのでアキノウナギツカミとしました。
丘を越えて、2番目のブクブク水のある縄文の森の南側の谷戸では、メナモミ(雌生揉・キク科)が目立っていました。(その後、帰り道ではコメナモミ(小雌生揉・キク科)が見られました。)
※ 左がメナモミ、右がコメナモミ メナモミは茎や顎に毛がふさふさしています。
※ 問題の毛虫は、フクラスズメの幼虫(脹雀・ヤガ科)でした。集団で付近のヤブマオやカラムシなどを食い尽くしていました。色が毒々しく、脅かすと緑のベトベトのものを吐いたり、頭を振ったりします。
なお、成虫は、茶色ぽいガで、冬の寒さで雀が脹れている様と似ていることから名前がつけられたそうです。(参照;Wikipedia)
※ 陸平(おかだいら)貝塚の薀蓄 茨城県稲敷郡美浦村にある陸平貝塚は、明治12年に、日本人(大森貝塚の発掘にも参加した佐々木忠二郎、飯島魁)によるはじめての発掘がおこなわれた日本屈指の縄文遺跡。(参照:茨城県の歴史P15 山川出版) なお、平成10年に国史跡に指定されている。
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