春の花を、あらためて、講師の先生の話を聞きながら、じっくり観察。だんだん、ちょっと見て、すぐに歩いて行ってしまうようになっていたので、新鮮でした。
セイヨウタンポポの花を割って、花のつくりをみることからスタート。たくさんの花が集まっている頭状花序で、花びらは一枚のものが、200ほど集まっていると思っていたら、本当に、一枚?ルーペでよく見ると、ギザギザが5つ。5つの花びらがくっついている合弁花だったようです。タンポポをよくみると、綿毛のものが一段高くなっていました。花が終わると、茎が伸びて、綿毛が飛びやすくなっているのだそうです。このほか、綿毛の部分は、萼だったり。知っているようでも、知らないことも多かったです。
ヤハズエンドウ(カラスノエンドウ)、スズメノエンドウは、一緒のところにありました。このほか、カラスとスズメの間のような花は、カスマグサというそうです。スズメノエンドウと見分けが難しいところですが、カスマグサの花は3以下で葉の数も6対以下となるようです。
シソ科のオドリコソウとヒメオドリコソウ。いずれも花の形がくちびるの似るのでくちびる花というそうです。専門的には、唇弁のようです。
この調子では、肝心の里山に辿り着きません。里山の入り口で、採集タイムでしたが、時間が少なくなったのに、大量に集まって、結局、その説明でタイムアップ。
解散後に、少し歩いた分を含めて、覚えているだけで48種(⇒50種)でした。
野草 48種
【トクサ科】スギナ(ツクシは、胞子茎、スギナと繋がっていた)、【ゼンマイ科】ゼンマイ、【メシダ科】シケシダ、【サトイモ科】ウラシマソウ(長い釣り糸に見える長い付属体)、【ヒガンバナ科】ノビル(解散後、囓った)、ハナニラ、【イグサ科】スズメノヤリ、【カヤツリグサ科】カサスゲ、【イネ科】スズメノテッポウ(草笛の材料)、カズノコグサ、【ケシ科】クサノオウ(有毒・汁がかぶれる)、ムラサキケマン(距が面白い形)、【キンポウゲ科】ケキツネノボタン、タガラシ、【マメ科】シロツメクサ、スズメノエンドウ、ヤハズエンドウ(葉の形から、カラスノエンドウのこと)、カスマグサ、【バラ科】ヘビイチゴ、【スミレ科】アオイスミレ(丸い葉)、ツボスミレ、タチツボスミレ(解散後)、【フウロソウ科】アメリカフウロ、【アブラナ科】ナズナ(春の七草なずな)、イヌガラシ、【タデ科】スイバ(囓ると、少し酸っぱい)、【ナデシコ科】オランダミミナグサ、ウシハコベ(解散後)、コハコベ(春の七草はこべら、解散後)、ノミノフスマ(花びらは10枚に見えるが、大きく裂けた花びらが5枚)、【アオキ科】アオキ(解散後)、【ムラサキ科】ルリカラクサ(ネモフィラ、ひたち海浜公園で有名)、キュウリグサ(揉むと胡瓜の臭い、サソリ花序)、【オオバコ科】タチイヌノフグリ、オオイヌノフグリ、【シソ科】カキドオシ、オドリコソウ(くちびる花)、ホトケノザ、ヒメオドリコソウ、【ハエドクソウ科】トキワハゼ、【キク科】ハルジオン、オオジシバリ、コオニタビラコ(春の七草のほとけのざだが、別にホトケノザという植物がある)、セイヨウタンポポ(それぞれが花。花びらは1枚にみえるが、5枚の花びらがまとまったもの)、カントウタンポポ、オニタビラコ、セリ(春の七草のひとつ)、ヤブニンジン(解散後)
洩れ:コバンソウ、ゲンゲ(レンゲ)で50種
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