2010/06/11

青梅 22.6.3 吹上しょうぶ公園

 霞丘陵自然公園から道なりで約1.7kmのところに、青梅市の吹上しょうぶ公園があります。



 花しょうぶまつりの期間中(6月)は、入場料及び駐車料がかかるのですが、6月3日までは、無料だったのは、得をしたような気になりました。ショウブはまだ咲き始めでしたが、とてもきれいでした。



2010_06_03_de_2668_edited1 2010_06_03_ma_2775
咲き出したショウブたちと”沿海州”


2010_06_03_ma_2777 2010_06_03_ma_2783
”花物語”と”桃霞”


2010_06_03_ma_2785 2010_06_03_ma_2789
”東の風”と”暁絞り”


 スイレンの咲く公園の池ではオオヤマトンボが飛び回っており、コウホネも花をつけていました。葉陰には、ホソミオツネントンボのカップルもいました。



2010_06_03_ma_2791 2010_06_03_ma_2796_edited1 2010_06_03_ma_2798 2010_06_03_ma_2802_edited1


 このほか、コゴメウツギ、コアジザイ、ネジキ、タツナミソウ、ウツギ、ガマズミなどが花をつけており、コシアキトンボ♀やクロアゲハなど見られました。鳥はガビチョウの声がうるさく感じられました。 



 朝からだいぶ歩いたので、多摩川沿いの本日のお宿へ真っ直ぐ・・・と思ったのですが、一応、多摩川まで下りてみたら、イカルチドリハクセキレイの幼鳥をみることができました。



2010_06_03_ma_2835_edited11 2010_06_03_ma_2840_edited11


 この後、宿のビールがとても美味しかったです。





青梅 22.6.3 霞丘陵自然公園

 塩船観音寺の入り口の右側の道を入っていくと、霞丘陵自然公園があります。



2010_06_03_de_2653_edited1_2



  • 自然公園とは、通常は、自然公園法により指定されたものをいい、国立、国定及び都道府県立自然公園に区分されます。自然公園法による自然公園に指定されると、工作物の設置や動植物の採取等(特別地域)に法的な規制がかかる場合があります。


  • 霞丘陵自然公園は、自然公園法による自然公園ではなく、青梅市が霞丘陵風致地区内で、塩船観音寺や吹上しょうぶ公園と一体として、良好な自然環境の維持・利用を図っている公園のようです。


 さて、捕虫網をもって、カメラをかついで、ナップザックを背負って、歩き始めると、散歩をしていたお母さんたちに不審な目で見られてしまいました。採集するわけではなく、どうしても近くで見たいときに捕まえているのですが、そもそも、おじさんが捕虫網を持っているのは珍しいのですね。



 歩き始めると、植物は、セリバヒエンソウ(帰化植物で、多摩では多く見られる気がします)、タツナミソウ、コアジサイ、ノアザミなどが見られました。



2010_06_03_de_2661_edited1_2 2010_06_03_ma_2766
タツナミソウとノアザミ


 昆虫では、トンボたちがたくさん見られました。まず、ハラビロトンボ(まだ、未熟ですが、額の青い金属光沢はきれいです。)、シオヤトンボ♂。



2010_06_03_ma_2699_edited1 2010_06_03_ma_2719_edited1
ハラビロトンボ未熟(たぶん♂)とシオヤトンボ♂


 次に、久しぶりのニホンカワトンボです。衣紋が赤いのが♂、白いのが♀です。翅の色は、♂には、橙色翅型と無色翅型がありますが、♀は無色翅型だけだそうです。



2010_06_03_ma_2733_edited1 2010_06_03_ma_2736_edited1
無色翅型の♂と橙色翅型の♂


2010_06_03_ma_2739_edited2 2010_06_03_ma_2731
無色翅型と♂と♀のカップル、不透明斑のある個体


 ニホンカワトンボの名前は変遷があり、オオカワトンボからヒガシカワトンボになり、現在は、ニホンカワトンボになっています。このトンボには、アサヒナカワトンボ(従来のニシカワトンボ)という似ているトンボがいますが、衣紋がやや長く、内側よりにあるのでニホンカワトンボとしました。なお、不透明斑(ニホンカワトンボの特徴)の見られる個体もいました。



 最後に、コサナエ♂です。小型のサナエの類ですが、初撮りでした。



2010_06_03_ma_2745


 結局、捕虫網も使わず、大満足で、次は吹上しょうぶ公園へ。





2010/06/10

青梅 22.6.3 塩船観音寺

 勤め始めて最初に配属された職場の方たちとの親睦会はもう30年以上続いていますが、全員がすでに退職していて、一番年下でも還暦を過ぎています。今年は青梅で一泊して懇親を深めました。



 せっかく青梅までいくので、周辺の名所旧跡などを訪ねました。最初は、塩船観音寺です。



2010_06_03_de_2637
仁王門


 塩船観音寺は、若狭の国で人魚の肉を食し永遠の命を得た八尾比丘尼により、大化年間(645~650)に開かれたと伝えられていますから、今から、1300年以上前ということになります。



 本堂や阿弥陀堂は室町時代、仁王門はさらに古く平安時代末の建造物と伝えられており、それぞれ国の重要文化財に指定されています。仁王門にある二体の金剛力士像も迫力がありました。



2010_06_03_de_2646 2010_06_03_de_2642
本堂と阿弥陀堂


2010_06_03_de_2639 2010_06_03_de_2640
二体の金剛力士像




 また、花のお寺として、ツツジやアジサイが見事にさくようですが、残念ながら、ツツジは終わっており、アジサイはまだ早かったようです。



2010_06_03_de_2649


 周囲はツツジの植栽で、護摩堂などの後方には、塩船観音寺開創1350年を記念し、この4月に落成した、大きな塩船平和観音像を見ることができます。





2010/06/06

河川敷き 22.6.1

 Gmaとタチスミレなどを見に行きました。



 5月末に行く予定が、色々あって6月になってしまいましたが、まだ咲き残っていました。このほか、マイヅルテンナンショウやハナムグラなども花をつけており、オオヨシキリ、ホトトギス、カッコウが鳴く中で、ゴイサギが悠然と空を舞っていました。



2010_06_01 2010_06_01_2
タチスミレとマイヅルテンナンショウ




2010_06_01_3 2010_06_01_4
ハナムグラと空を舞うゴイサギ


 野焼きなどによって微妙なバランスがとれている河川敷では、色々変わったものが見られますが、オニウシノケグサ、ヤクナガイヌムギなどイネ科の植物を掻き分けていったので、Gmaはすっかりアレルギー症状でダウンでした。





那須 その3 八幡のツツジ

 八幡のツツジを見に行ったわけではなかったのですが、泊まった宿が群生地の目の前で、ちょうど時期もあって、一目一万本のすごい景観でした。



 ちょうどヤマツツジの時期でしたが、ベニサラサドウダンも綺麗でした。



2010_05_30_ma_2374_edited1 2010_05_29_ma_2368_edited1 2010_05_30_mi_2325_edited1 2010_05_30_2254
ヤマツツジとベニサラサドウダン


 レンゲツツジやゴヨウツツジ(別名:シロヤシオ、愛子さまの「お印」として有名)などは、これからでした。



2010_05_30_mi_2336 2010_05_30_mi_2344_edited1
レンゲツツジとゴヨウツツジ(シロヤシオ)


 宿から「つつじ吊り橋」まで、ツツジを満喫しながら、自然研究路を歩いてみました。
 ツツジの木の下には、ニリンソウ、ニョイスミレ、タチツボスミレ、キンポウゲなどがあり、少し林に入っていくと、ハナムグラの群生、チゴユリ、ツクバキンモンソウ、ツクバネソウ、マイヅルソウなど豊かな自然がありました。



2010_05_30_2244 2010_05_30_ha_2456
ツクバネソウとマイヅルソウ


 一緒にいったkaくんに、駐車場まで車を取りに行ってもらって(なんとも楽です)、帰り道、那須でも有名なイタリアンレストランに寄りました。味は悪くはないのですが、開店直後だったので、すぐ座れたのに待ち時間が50分とはビックリでした。それでも、帰る頃には、店内に入れずに順番待ちで混雑していました。いやはや、・・・・







那須 その2

 天気もいまいちだったので、南ヶ丘牧場によって、ロックガーデンの花を見ました。目玉は、ヒマラヤの青いケシでしたが、コマクサ、ケマンソウ、キエビネ、マイヅルソウ、イブキトラノオ、トウゴクシソバタツナミ、キバナノコウリンタンポポ?、ハッカクレン?、ギンリョウソウ、ラナンキュラス・ゴールドコインなどなど。



2010_05_29_mi_2303 










 名札がないので、名前が分からないものも多く残念でしたが、ちょうど庭の手入れをしているおかあさんがいたので、色々教えてもらいました。ありがとうございます。



 食事をしたり、ソフトクリームを舐めたり、パン(ドイツパンは売り切れだったので、翌日また、買いに行きました)やソーセージを買ったり、観光気分満開でした。





2010/06/02

那須 その1

 5月末の土日、那須へ。いつもの3人に、息子のkaくんが付き合ってくれました。



 霧が立ちこめる中、那須ロープウェイの山頂駅から、しばらく歩くことにしました。視界も利かず、植物もまだまだでしたが、目を凝らしながら歩いていくと、ミネヤナギ、ミネザクラが少しだけ花をつけていました。



2010_05_29_2264_edited1 2010_05_29_ma_2350_edited1
ミネヤナギ(峰柳)             ミネザクラ(峰桜)


 このほか、足元のスゲの類(たぶんコタヌキラン)の黄色い葯が目立つくらいでしたが、牛ヶ首では、一瞬雲が切れて、あたりが見えました。





2010_05_29_2272_edited1_2 2010_05_29_2275_edited1
コタヌキラン(小狸蘭)?           牛ヶ首から姥ヶ平方向を望んで


 様子も変わらないので、引き返して、珍しく観光見物をしました。



2010_05_29_ma_2359_edited1 2010_05_29_ma_2356_edited1


 殺生石は、九尾の狐の伝説に由来しており、松尾芭蕉もこの地を訪れているそうです。また、御手の大きな千体地蔵は、石工の櫛田さんが彫り続けていて、現在、709体だそうですが、毎年寄進されて増えてきているそうです。