塩船観音寺の入り口の右側の道を入っていくと、霞丘陵自然公園があります。
- 自然公園とは、通常は、自然公園法により指定されたものをいい、国立、国定及び都道府県立自然公園に区分されます。自然公園法による自然公園に指定されると、工作物の設置や動植物の採取等(特別地域)に法的な規制がかかる場合があります。
- 霞丘陵自然公園は、自然公園法による自然公園ではなく、青梅市が霞丘陵風致地区内で、塩船観音寺や吹上しょうぶ公園と一体として、良好な自然環境の維持・利用を図っている公園のようです。
さて、捕虫網をもって、カメラをかついで、ナップザックを背負って、歩き始めると、散歩をしていたお母さんたちに不審な目で見られてしまいました。採集するわけではなく、どうしても近くで見たいときに捕まえているのですが、そもそも、おじさんが捕虫網を持っているのは珍しいのですね。
歩き始めると、植物は、セリバヒエンソウ(帰化植物で、多摩では多く見られる気がします)、タツナミソウ、コアジサイ、ノアザミなどが見られました。
昆虫では、トンボたちがたくさん見られました。まず、ハラビロトンボ(まだ、未熟ですが、額の青い金属光沢はきれいです。)、シオヤトンボ♂。
次に、久しぶりのニホンカワトンボです。衣紋が赤いのが♂、白いのが♀です。翅の色は、♂には、橙色翅型と無色翅型がありますが、♀は無色翅型だけだそうです。
ニホンカワトンボの名前は変遷があり、オオカワトンボからヒガシカワトンボになり、現在は、ニホンカワトンボになっています。このトンボには、アサヒナカワトンボ(従来のニシカワトンボ)という似ているトンボがいますが、衣紋がやや長く、内側よりにあるのでニホンカワトンボとしました。なお、不透明斑(ニホンカワトンボの特徴)の見られる個体もいました。
最後に、コサナエ♂です。小型のサナエの類ですが、初撮りでした。
結局、捕虫網も使わず、大満足で、次は吹上しょうぶ公園へ。
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