2025/09/06

9/6 里山散歩

 台風一過で、木陰は涼しかったが、日差しは強かった。

 今日の目玉は、野生で復活したオニバス。2000年頃までは発芽が確認されていたようですが、大きく葉を広げることがなくなっていたようです。四半世紀ぶりということになるのでしょうか、大きく葉を広げていました。


 このところ、たくさん花をつけているハスの花や池一杯ひろがっているヒシに目を奪われていたようで、気が付きませんでした。種の保存を図っている水槽では、花が開いていました。

 オニバスが見られなくなった原因ははっきりしませんが、アメリカザリガニなどが考えられるところ、今年は、ハスやヒシも繁茂しており、それとともに、オニバスも復活してきたのかもしれません。
 池では、アメリカザリガニを捕食するというウシガエルや、ブルーギルなどは減っているようにみえません。一方、ギンヤンマオオイトトンボなどのイトトンボの姿はよく見かけます。ハスやヒシが蔓延っているせいか、池を周回するオオヤマトンボが今年は姿をみせません。生態系のバランスは微妙ですね。

  

 さて、里山散歩のつづきです。ここ数年、急激に増えてきたホソミイトトンボ♀、♂。
  

 久しぶりのハヤシノウマオイ、ガガイモで吸蜜するホシヒメホウジャク。
  

 小さな花をつけているメドハギやヤハズソウ。
  

 このほかにも、色々出てくれました。

2025/09/03

9/3 稲敷方面

 シギチドリに渡りが始まっているようなので、様子を見にいってみた。コチドリ、タカブシギはパラパラと入っていた。右側のタカブシギはかなり大きく、違和感があったが、タカブシギでよいようだ。

  

 ケリは、田んぼの刈り跡のほか、蓮田にも入っていた。
  

 やはり蓮田に入っていたのは、オオジシギかと思ったが、黒みが強くチュウジシギだったようだ(Kiさんに教えてもらった)。
  

 タシギも入っていたが、笹の葉模様が細く幼鳥だったようだ。

 トウネンは、小さな群れ。

 今日のお目当ての一つは、アオモンイトトンボ。ここでは、例年みることができるので、頑張って探してみた。♀、♂ともに見つけることができた。
  

 ホシゴイ、コフキトンボも見ることができた。
  

 田んぼでエサ取りをしていたサギたちのなかに、アマサギもまじっていたようだ。

 稲がたわわに実っていた。ミズワラビも見つけたが、いつのまにか2分割して、沖縄より北のものは、ヒメミズワラビという名前になっているとのこと。キタキチョウの例を思い出した。
  


記録
【野鳥】カルガモホシハジロ、キジバト、オオバン、カイツブリ、ケリ、コチドリ、トウネン、チュウジシギ、タシギ、タカブシギ、カワウ、ゴイサギ、アマサギ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、ミサゴ、トビ、モズ、ハシボソガラス、ツバメ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ 28種+ドバト
   

《昆虫》 10種 【トンボ】アオモンイトトンボ、ギンヤンマ、コフキトンボ、ショウジョウトンボ、ウスバキトンボ、シオカラトンボ、【チョウ】ナミアゲハ、アオスジアゲハ、キタキチョウ、【ガ】ハスモンヨトウ・幼虫
 
【野草】ヒメミズワラビ、ツユクサ、セイタカハマスゲホソミキンガヤツリヒデリコジュズダマ、イネ、センニンソウヒレタゴボウナガエツルノゲイトウ、ホソアオゲイトウ、ガガイモマルバルコウワルナスビアゼナ 15種
           






2025/09/02

9/2 ヒナバッタ

 相変わらず暑いが、ツクツクボウシが鳴いて、秋の気配。めぼしいものは見つからず。ヒナバッタ♂に被写体になってもらった。


 脚は結構毛深い。




2025/09/01

9/1 紫苑

 庭のシオン(紫苑)が咲き始めた。


 メドセージ(サルビア・ガラニチカ)も咲いている。キアシナガバチは、肉団子を作っていた(♂は作業は行わない)ので♀だが、模様から女王蜂に見える。今頃、巣を作っているのだろうか。



2025/08/30

8/30 里山散歩

 今日も楽しく、里山散歩のはずが、暑くて、四苦八苦でなんとか一周。

 まずは、集合場所の植物。アレチハナガサは外来、ツユクサ、準絶滅危惧種・茨城のタコノアシ。

   

 里山までの道沿いで、スベリヒユ、チョウジタデ、外来のマルバルコウ。

   
 里山に入って、大事に守っているオニバス(絶滅危惧ⅠA・茨城)は、花が咲きそう。
 池では、ハス、林縁で、オオハナワラビ、ヤブランなど。
   
 野草もいろいろでしたが、虫もいろいろ。里山でも初記録の3種を含めて、初見は4種。
 ヤマトアブ♂は、頭部のほとんどが複眼。カシコスカシバは小さいハチに似た蛾。タイワンヒラアシキバチは南方系の大きな蜂の仲間。そして、アシナガモモブトスカシバは、名前のとおり、長い脚が目立ちました。
    
 トンボも、ギンヤンマやイトトンボ各種のほか、真っ赤になっていたナツアカネなど。順に、ギンヤンマ、アジアイトトンボ、クロイトトンボ、ホソミイトトンボ、ホソミオツネントンボ、ナツアカネ。
      
 後、目についたのは、ヤマトシリアゲ♀・夏型、ヒガンバナ。
  
 やっぱり、楽しく一周でした。