2010/09/19

里山で 22.9.18(土)

 天気も良いので、猛禽も期待しながら、里山の観察会に参加。



 里山は秋の気配が漂っていました。



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 鳥たちは、歩き始めてすぐに姿をみせたサシバなど15種、植物はナンバンギセルなど25種をみることができました。



鳥類15種
 アオサギ、トビ、サシバ、キジバト、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、エナガ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト(番外)



植物25種
 エノキグサ、ナンバンギセル、クサネム、キンミズヒキ、シロヨメナ、シロシキブ、ヤブカラシ、オオニシキソウ、センニンソウ、ツユクサ、コゴメガヤツリ、ヌスビトハギ、キツネノマゴ、ヤマハギ、メドハギ、チカラシバ、シロバナサクラタデ、イヌタデ、スベリヒユ、トキリマメ、オモダカ、ヤブラン、ツルボ  



 虫たちは、本当にたくさん姿をみせてくれました。



 蝶類はナガサキアゲハや南方系のナカグロクチバ、あまりみたことがないメスグロヒョウモンの♀など26種、トンボ類はアオモンイトトンボなど11種、Kさんが捕まえた櫛鬚の立派な甲虫はヒゲコメツキのようでした。カメムシの類では、アブラゼミがまだ鳴いていたほかツヤアオカメムシなどが見られました。バッタの類はショウリョウバッタモドキなど、クモの類では、オオシロカネグモなど、そのほかヨコジマオオハリバエ、オオスズメバチなどをみることができました。



 全部で69種 詳細は「22.9.18 02.htm」をダウンロード



陸平 22.9.15(水)

 追加の確認調査を実施。前回うまくいかなかった貝層断面の剥ぎ取りを再度実施。今回も、地面が硬く、木の根などもあって悪戦苦闘。なかなかパーフェクトとはいきません。このほか、火の跡について周りを少し発掘したところ、哺乳類の顎の骨、犬?狸?なんでしょう。



 次回は10月1日に、展示の準備となります。



 さて、陸平では、少しの間に、キツネノカミソリが満開になっていました。



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 虫たちは、蝶や蛾の類12種、ハチやハエの類は悩まされたヤマトアブなど2種、甲虫類6種、バッタ類6種、亀虫・セミの類はセアカツノカメムシなど4種、トンボ類5種、クモの類はアリグモなど9種、その他2種の合計46種でした。



 詳細は、「9.15陸平Page.htm」をダウンロード



2010/09/14

里山さわやか隊 22.9.12(日)

 毎月第2、4日曜日は、できるだけ里山さわやか隊に参加するようにしています。里山も、適度に手を入れなければ、すぐに荒れて、自然を楽しむことはできません。



 草刈りの合間に、野道を行けば、トリノフンダマシがいないかキョロキョロ。オオカマキリの脚に何かがしがみついて、なにか棘っぽいクモのようなので、よく見ようとしたら落ちて見えなくなってしまいました。ムツトゲイセキグモ???と妄想。そばでは、デーニッツハエトリがじっと見ていてくれました。



 植物では、トキリマメが花をつけており、キマダラセセリ、ハンノキハムシ、オオアオイトトンボなども見られました。



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トキリマメの葉は先が尖って、下膨れ


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キマダラセセリとハンノキハムシ


 草刈りをしていると、アカサシガメホシモンヒトリの幼虫などが見られました。里山では稲刈りが始まっており、畑では見慣れない花が咲いていました。



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家で調べたら、シカクマメでした。






2010/09/12

雪入ふれあいの里公園 22.9.11(土)

 バッタの類がよく分からないので、雪入の「初秋のバッタを探そう」の講座に参加しました。いつも、捕虫網を持っていると、肩身の狭い思いをしているのですが、小学生からお父さんやお母さん、年配の方々まで、こんなに虫好きがいるとは、感激です。



 まずは、下の草地で、遠慮なく網をふるって、バッタ採り。ここでは、クルマバッタ(背中が盛り上がっています)、ショウリョウバッタ♂・♀、オンブバッタ、ヒナバッタ(お腹が黄色)、イボバッタ、ツチイナゴ、パンダ色したヒシバッタ。



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イボバッタとヒシバッタ




 珍しい端紋型のマユタテアカネの♀が採れたので、講師のKさんは、ノシメトンボと比較してみると良いとのことで、大きさ、胸部の模様などを観察しました。



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マユタテアカネ♀の端紋型は結構珍しい


 次に、山道をあがりながら、途中で、Kさんが、オオトリモンエダシャクの幼虫やカンタンの♀を目ざとく見つけて、紹介してくれました。クモ類も色々、ジョロウグモ、ナガコガネグモ、コガタコガネグモ、ヒメグモ、オナガグモなど。



 山の上の池では、ガガブタ、トチカガミ、コウホネなどが咲いており、クロイトトンボ、アオイトトンボのほかギンヤンマなどが見られました。



 山の上の広場付近では、コバネイナゴ、エンマコオロギ、タンボオカメコオロギ、マダラスズなど。どなたかの網の中にはクワコ(クワゴ)の幼虫も入っていました。



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コバネイナゴとクワコの幼虫


 下りの山道では、小学生の男の子が狙っていたオニヤンマを、思わずKさんがゲット。ゴメンをしていましたが、たいしたものです。ヤマイモにいたデブのスズメガの幼虫は、どうやらキイロスズメガの幼虫のようでした。雪入では、見られなかったクルマバッタモドキは、家の近くの公園でみることができました。



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キイロスズメの幼虫とクルマバッタモドキ




 結局、見れた虫たちは50種を超えました。



バッタ類:ツチイナゴ、コバネイナゴ、ヒシバッタ、ショウリョウバッタ♂・♀、オンブバッタ、クルマバッタ、イボバッタ、ヒナバッタ、ヤマトフキバッタ、カンタン♀、マダラスズ、エンマコオロギ、タンボオカメコオロギ



蝶類:ウラギンシジミ♂・♀、ヤマトシジミ、ベニシジミ、キアゲハ、ジャコウアゲハ、キチョウ、コミスジ、ダイミョウセセリ、イチモンジセセリ、オオトリモンエダシャクの幼虫、キイロスズメの幼虫、クワゴの幼虫、アカタテハ、ツマグロヒョウモン♀



トンボ類:オニヤンマ、ギンヤンマ、ノシメトンボ、シオカラトンボ♂・♀、マイコアカネ♂・♀、マユタテアカネ♂・♀・♀端紋型、ウスバキトンボ、ナツアカネ、アキアカネ、クロイトトンボ、アオイトトンボ



クモ類:ジョロウグモ、ナガコガネグモ、コガタコガネグモ、ヒメグモ、オナガグモ



カメムシ類:オオクモヘリカメムシ、ベッコウハゴロモ、アミガサハゴロモ



カマキリ類;ハバビロカマキリ、コカマキリ、オオカマキリ



その他:クロウリハムシ、ウリハムシ、ゴミムシの類、ザトウムシの類







 



2010/09/11

庭の花 22.9.10

 9日には、O大学の教授になっているHさんほか、亡父の教え子だった方たちがお墓参りに来てくれました。博物館学などというマイナーな分野の研究をしていたのですが、その遺した資料を亡くなった後、18年かけてまとめあげていただいたそうです。Gmaも感激していました。



 さて、庭の花も、秋めいてきました。クズ、オミナエシが見ごろになってきました。



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 イネ科の類にはギンイチモンジセセリの雌が大きなお腹を抱えて産卵にきています。



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 バッタも色々。ショウリョウバッタモドキヒナバッタ、ツチイナゴ、オンブバッタなど。





2010/09/08

庭の花 22.9.8

 前回、8/24から7種。



 ショウジョウソウ、タヌキマメ、キクイモ、シオン、ハナトラノオ、キンガヤツリの類、オクラ



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ショウジョウソウとタヌキマメ


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キクイモとシオン


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ハナトラノオとキンガヤツリの類


キンガヤツリとホソミキンガヤツリは、現時点で区分することは難しいようです。





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 オクラとトロロアオイは似ているようですが、雄しべが合着しているので、オクラとしました。





 



陸平貝塚(8-13日目・最終日)

 8/31と9/4はお休みをいただいて、9/1から9/3は半日づつ、最終日の9/5は、1日参加しました。



 表層の土壌を取り除き、部分的に掘り下げて、各層を確認しつつ、貝層上部まで掘り進むと、土器片や獣骨、ヤスなどが出土、土器片などの位置、高さなどを確認し写真に残したり、図面に落としたりしながら、掘り進んでいきました。あと少しで、土器片の続きや見えている獣骨を掘り進みたいところですが、それぞれの層ごとに、きちんと確認していけば、いくらでも後から整理することが可能のようでした。また、焼けて赤くなった土が確認されました。



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 途中で、M大の先生も学生を連れて見え、貝層の深さを調査、斜面の下のほうでは、深いところでは3m以上で、台地部の中央よりでは貝層はなくなっており、斜面に順次、捨てられてきたものと考えられるそうです。なお、貝層の下は関東ローム層ではなく、白色粘土層がすぐにでてきたそうですが、これも興味深いところです。



 確認調査の様子は、9/3付けの茨城新聞、常陽新聞そして9/4付けの毎日新聞でも紹介されていましたが、陸平での最新の貝層が確認でき、当初の目標である、おおむね縄文後期中頃までの生活の跡が確認されたことになります。



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 8/22から9/5までの初めての遺跡の調査、暑い中ではありましたが、学芸員のNさんのご指導のもとに他のボランティアの方々と楽しい時間が過ごせました。まだ、資料の整理などは続くのですが、本当に貴重な経験ができました。



 さて、陸平周辺の花や虫たちも本当に色々で、楽しみでした。クヌギに擬態しているキノカワガ、イオウイロハシリグモ、コイチャコガネ、ギンヤンマ、コゲチャオニグモ♂、オオヒメグモ、ホソヘリカメムシなどなど。



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イオウイロハシリグモとコイチャコガネ




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ギンヤンマとホソヘリカメムシ


 余郷入まで足を伸ばすと、川面では、ガガブタの群生、ヒシやトチカガミの花も見られ、土手では、ノアズキ、ツルフジバカマ、ツルマメなど。さらにアジアイトトンボのカップル。休耕田では、チュウサギ、アオサギ、アマサギ、コサギなどやシギやチドリの類も見られました。



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ガガブタ


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ヒシとトチカガミ


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ノアズキ、ツルフジバカマ、アジアイトトンボのカップル






日光(8月30,31日)

 貝塚調査の合間に、家族で日光へ、Gmaと奥さんのほか、kaくんが来てくれました。



 さて、8/30は、朝はkaくんの運転で比較的にゆっくり、スタート。途中のPAでは、色々な虫たちを見ることができました。夜の灯火にひきつけられるのでしょうか?



 カメムシの類では、クモヘリカメムシトゲカメムシ、チョウ・ガの類では、マドガの仲間、ムジホソバ、クロヒカゲ、キハラゴマダラヒトリ、ユウマダラエダシャクの仲間、クモ類ではオオハエトリ♂、甲虫類ではオオゾウムシ、その他、カゲロウの仲間など。



 日光では、イタリア大使館別荘記念公園へ行ってみました。



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イタリア大使館別荘からのゆったりした風景


 付近では、シロヨメナが目立つほか、キオン、イタドリ、タマアジサイ、タニタデ、ミヤマタニタデ、トネアザミ、コシロネなどが見られました。



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シロヨメナとミヤマタニタデ



 虫たちも色々。カメムシ類では、ハラビロマキバサシガメツノアオカメムシ。アブ・ハエ類では、シナヒラタヤドリバエ、大使館別荘の机のうえでは、3mmくらいのミバエの仲間?がうろうろしており、木陰では、タマバエの仲間がブランコしていました。そのほか、オオニジュウヤホシテントウやトゲザトウムシなどなど、初見の虫たちもいて面白かったです。



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タマバエの仲間のブランコは、なんとも不思議



 昼は美味しい湯葉ソバを食べ、バイカモを見に行ったのですが、途中で土砂降り。宿に入って、しばらくすると、久しぶりの虹でした。



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 翌日は、少し早く起きると、ホテルの庭にゴジュウカラが来ていました。



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ゴジュウカラ



 8/31は、赤沼茶屋からエコバスに乗って、千手ヶ浜へ



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赤沼茶屋付近のホザキシモツケとニッコウアザミ



 千手ヶ浜に着くと、キベリタテハが出迎えてくれました。



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 千手ヶ浜から見る男体山も良いものです。



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 花たちは、シロヨメナ、キオンが盛りでしたが、そのほか、アケボノソウ、トモエソウ、カリガネソウの群落、コケオトギリ、ミゾホオズキなどがありました。さらに、川の中では、昨日見損なったバイカモが咲いており、間近に見ることができました。



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アケボノソウとカリガネソウ


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間近でみることができたバイカモ


 虫たちは、ミドリヒョウモン、ヒメジュウジナガカメムシ、ツマグロヒョウモン、カリガネソウで吸蜜するホシホウジャクなどを見ることができました。



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トネアザミで吸蜜するミドリヒョウモンとカリガネソウで吸蜜するホシホウジャク