8/31と9/4はお休みをいただいて、9/1から9/3は半日づつ、最終日の9/5は、1日参加しました。
表層の土壌を取り除き、部分的に掘り下げて、各層を確認しつつ、貝層上部まで掘り進むと、土器片や獣骨、ヤスなどが出土、土器片などの位置、高さなどを確認し写真に残したり、図面に落としたりしながら、掘り進んでいきました。あと少しで、土器片の続きや見えている獣骨を掘り進みたいところですが、それぞれの層ごとに、きちんと確認していけば、いくらでも後から整理することが可能のようでした。また、焼けて赤くなった土が確認されました。
途中で、M大の先生も学生を連れて見え、貝層の深さを調査、斜面の下のほうでは、深いところでは3m以上で、台地部の中央よりでは貝層はなくなっており、斜面に順次、捨てられてきたものと考えられるそうです。なお、貝層の下は関東ローム層ではなく、白色粘土層がすぐにでてきたそうですが、これも興味深いところです。
確認調査の様子は、9/3付けの茨城新聞、常陽新聞そして9/4付けの毎日新聞でも紹介されていましたが、陸平での最新の貝層が確認でき、当初の目標である、おおむね縄文後期中頃までの生活の跡が確認されたことになります。
8/22から9/5までの初めての遺跡の調査、暑い中ではありましたが、学芸員のNさんのご指導のもとに他のボランティアの方々と楽しい時間が過ごせました。まだ、資料の整理などは続くのですが、本当に貴重な経験ができました。
さて、陸平周辺の花や虫たちも本当に色々で、楽しみでした。クヌギに擬態しているキノカワガ、イオウイロハシリグモ、コイチャコガネ、ギンヤンマ、コゲチャオニグモ♂、オオヒメグモ、ホソヘリカメムシなどなど。
余郷入まで足を伸ばすと、川面では、ガガブタの群生、ヒシやトチカガミの花も見られ、土手では、ノアズキ、ツルフジバカマ、ツルマメなど。さらにアジアイトトンボのカップル。休耕田では、チュウサギ、アオサギ、アマサギ、コサギなどやシギやチドリの類も見られました。
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