筑波大のK先生のニホンアカガエルの卵塊調査に同行させてもらいました。
ニホンアカガエルは、早春に冬眠から目覚め、産卵をした後、成体は春眠し、5月頃から活動を再開するそうです。早春に産卵するためには、その時期に安定した浅い水域があることが必要ですが、近年の乾田化により、急速に減少しているとされています。
さて、今回の調査は、今年3回目とのことでしたが、水田や湿地に入って、新たに産卵された卵塊の数を数えました。これが、足をとられるので、体力を使い、汗をかいてしまいました。
多いところでは、1箇所で100を超える卵塊が見つかりました。産み落とされた直後の新鮮なものは手で持ち上げられました。
また、調査の最中に雄(前足が太い)が何匹が見つかったので、これも、持ち上げて、前足の太さを確認しました。
雄を掴むと、離せと小さな声で抗議の声を上げるのですが、ニホンアカガエルは鳴嚢(めいのう)がないので、大きな声がでないとされていますが、これと関係があるのかな?
先生からは、交尾の際に他の雄と競争になったときの声とのことでした。
参考
ニホンアカガエル(日本赤蛙) Rana japonica
両生綱>無尾目>アカガエル科>アカガエル属
農水省 http://www.maff.go.jp/nouson/mizu_midori/frame/317f.html
番匠おさかな館の図鑑
http://rs-yayoi.com/osakanakan/zukan/amphibian/Anura%20nihonakagaeru01.htm