2016/06/05

2016.06.05 三宅島 その2

 翌6月5日は、小雨模様。それでも、朝の散歩をして帰ってくると、民宿の庭には、アカコッコの♂が姿を見せてくれました。このほか、亜種オーストンヤマガラ、亜種シチトウメジロ。オーストンヤマガラはとても色が濃いですね。シチトウメジロは、脇が白く、嘴が長いということですが、どうでしょう?

  

 朝食をいただいて、昼まで自由行動。アカコッコの♂も確認できたので、後は、昨日撮り損ねた亜種タネコマドリの成鳥をみにいくことにしました。少し早かったのですが、アカコッコ館入れてもらって、そーっと見ていると、小雨では、小鳥たちは少なかったのですが、亜種タネコマドリは、姿を見せてくれました。
 後姿は♀でしょうか?1mほどまで来てくれた若は相変わらず可愛いですね。

  

 昼前には民宿を後にして、阿古の錆ケ浜港へ。途中、1983年の噴火前でできた新鼻新山を見ることができましたが、いまでも黒い砂利状の火山の噴出物でおおわれていました。焼失前の新鼻荘があった付近です。
 さて、錆ヶ浜港からは、カンムリウミスズメの繁殖地である三本岳(大野原島)や神津島をみることができました。
  

 船がでると、昨日ウチヤマセンニュウを見にいった伊豆岬、雄山などを見ることが出来ました。
  

 小雨も上がって薄曇りになったので、6層のデッキで海鳥の観察です。今日は、とにかく、オオミズナギドリが分かるようになるのが目標です。目が慣れてくると違う鳥が見えてきます。ハシボソミズナギドリは全体が黒っぽく、小振りでした。
  


 残念ながら、ほかの鳥は見ることが出来ませんでしたが、マダライルカ(たぶん)の大ジャンプを見たり、トビウオが飛ぶところ、そして、海上自衛隊の護衛艦たかなみ、くらまなど9艘ほど見ることが出来ました。

  

 利島付近では、帆船日本丸(2世?)、
利島、鵜渡根島、新島などの島影、大島の後ろの富士山も見えました。
    

 東京湾の入口付近では、ハシボソミズナギドリやオオミズナギドリが海面に降りていました。魚の群れもいたのですが、これを狙っているわけではなさそうです。なんで、延々と海面すれすれを飛び続けているのでしょうね?
    

 夜の8時頃に到着予定だったので、夜景もと考えていたのですが、流石に疲れて、2等の部屋でごろり。


【観察した鳥たち】 26種+番外1種)+(5亜種) うち絶滅危惧種 7種
 カラスバト、キジバト、オオミズナギドリハシボソミズナギドリ、カツオドリ、アオサギ、ダイサギ、ホトトギスアマツバメ、ウミネコ、コゲラミヤケコゲラ)、ハシブトガラス、ヤマガラオーストンヤマガラ)、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、イイジマムシクイ、メジロシチトウメジロ)、ウチヤマセンニュウ、ミソサザイモスケミソサザイ)、アカコッココマドリタネコマドリ)、イソヒヨドリ、スズメ、カワラヒワ、ホオジロ、(コジュケイ)

Year List +9種(亜種+5種) 174種 5外来種 19亜種
Life  List +4種(亜種+5種) 239種 7外来種 21亜種










2016/06/04

2016.06.04 三宅島 その1

 夜、竹芝桟橋を出発して、東海汽船の橘丸は、特2等で行きました。2段ベットですが、十分なスペースでゆっくり過ごせました。
 海鳥は期待できないとのことでしたが、朝4時に、甲板に出てみました。三宅島近くで、オオミズナギドリの姿が見えるようになりました。
  

 朝5時に阿古の錆ケ浜港に着くと、すぐにバスで伊豆岬へ。朝早くしか見られないウチヤマセンニュウを探します。
 なかなか見つからないのですが、海には、カツオドリが飛び、御蔵島には虹がかかっていました。ついでに、スカシユリやハマボッスの花も見ることができました。
    

 ウチヤマセンニュウは、やっと、見つかったのですが、すぐに飛んでしまい。見られたのは数人でした。そこで、場所を変えてまた探します。見つけても、声を出したり、身を乗り出したりすると、隠れてすぐには出てくなくなるそうなので、息をひそめて探しました。今度は、みんなじっくり見ることができました。

  

 次にサタドー岬に寄りましたが、アマツバメが飛び回っていました。崖の下の海面ではアオウミガメが顔を出してくれました。

  

 この後、島をほぼ一周する形で、宿泊する新鼻荘で、荷物を降ろして、一休み。
庭の餌台には、亜種シチトウメジロ
、亜種オーストンヤマガラなどが来ていました。
   

 一休みをしてから、お目当てのアカコッコなどを見に、アカコッコ館に。まだ、朝9:00です。
 しばらく粘っていると、アカコッコ(♀のようです)、モスケミソサザイ、イイジマムシクイ、タネコマドリと、お目当ての鳥たちはほぼ見ることができました。タネコマドリは近すぎて、成鳥はうまく撮れませんでした。
    

 一応、大路池にもよって見ました。魚は、ブラックバスなどの外来魚が多いようですが、よくわかりません。ガクアジサイがきれいでした。

  

 まだ早いのですが、3時から風呂に入れるそうなので、宿屋に戻って、昼寝です。
 風呂に入って、ゆっくりしていると、カラスバトが、かなり頻繁に木に止まるというので、急いで見に行きました。確かに、10分おきにカラスバトが飛ぶのですが、なかなか止まってくれません。すぐそばをぶつかりそうになってタネコマドリが飛んだり、アカコッコが出たり、ミヤケコゲラがすぐそばに来てくれたりしました。
  

 そろそろ、あきらめようとしていると、目の前の木に止まってくれました。
  

 収穫も多くて、大満足。明日葉の天ぷらなど夕食もとてもおいしかったです。



2016/06/03

久しぶりの高尾山

 青梅で集まりがあったので、その前に高尾山にいってきました。


 1号路から登ったのですが、ニホンカワトンボやテングチョウ。高尾山の天狗さまとは関係があるのでしょうか、とてもめだちました。


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 花はウリノキ(瓜の木)、マタタビの白い葉も目立ちました。鳥は、ガビチョウが喧しく鳴いていました’写真は水浴びをしていた個体)。


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 木々の間をたくさんの白いチョウのようなものが飛んでいましたが、キアシドクガが大量発生したようです。このほか、トンボエダシャク、ツマキシロナミシャクなどの蛾の類も見かけました。


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 高尾山頂は、こんなに遠かったのかと足がよろよろしていると、健脚のおばあさんが杖をつきながらさっさと登っていきます。後でお聞きしたら、80になるそうですが、1日2回登って、累計で4000回を超えるそうです。すごい!


 


 道端の可憐なイナモリソウ(稲盛草)に慰められながら、ようやく、山頂。昼になったのですが、富士山がとてもよく見えました。










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