美浦村の文化財めぐりに参加して、水戸市の大串貝塚から県立歴史館へ
朝早く、美浦村を出発して、大串貝塚に。学芸員の大谷さんにご案内いただきました。
ここの建物は、非常に凝っていて、遺跡のイメージをだすため、柱や屋根などが崩れたような形をしており、思わず、震災の影響かとびっくりしました。さらに、上からみるとアンモナイトの形をしているのだそうです。
大串貝塚は、「常陸國風土記」に記載があり、貝塚の記載については、世界でも最古のものとなる事で有名ですが、巨人伝説(ダイダラボウ、ダイダラボッチ、オオヒトなど)と結びついていることでも有名です。ここには、丘に腰かけて、貝を採っていたイメージを復元して、高さ15mの像が飾られていますが、風土記の記載からすると、この巨人は、400mほどもあったことになります。
縄文時代前期の貝塚で、貝はヤマトシジミが大半を占めていたようです。
昼食後、県立歴史館に伺い、特別展の常陸南北朝史を拝見しました。主席研究員の飛田さんに案内していただき、当時の常陸の様子がおぼろに理解できました。印象に残っているのは、常陸では、100年早く戦国時代が来ていたようなものだったというお話でした。
このほか、一橋徳川家記念館「雛と人形」で、豪華な雛人形などを見たり、常設展示の「茨城の歴史をさぐる」では、三昧塚古墳出土の金銅製馬型飾付冠のきらびやかさ、宝篋印塔や五輪塔のレプリカの大きさに驚きながらも、見どころが一杯ですっかりへばってしましました。
残念ながら、撮影は禁止なので、入り口の写真だけです。
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