2018/10/03

10/3 龍ケ崎小すくすく理科タイム

 「昆虫」の先生役です。先生と呼ばれるのはなんとなく抵抗感があったのですが、この道を先に生きてきた人と思えば、60年以上虫たちと親しんできたのだから良いのかなと思うようになってきました。
 さて、昨日下見をしたときには、結構少なめ。特にキリギリスの仲間が見当たりません。やはり運動会の準備で草刈りをしてしまうからなのかと思いました。
 子どもたちの目で探すとやはり違うようで、クビキリギスはたくさん、ツユムシの類やササキリの類も見つけてきました。驚いたのは、ウスバカゲロウ類の幼虫を見つけてきたことです。
 体型、模様、頭部の形状からみて、カスリウスバカゲロウの幼虫のようですが、ツノトンボの幼虫と違って土の中のはずなのにどのように見つけてきたのでしょう?
 参考文献を見てみたら、非巣穴形成種。なんと、アリ地獄は作らないようです。とはいえ、砂に潜ってはいるようです。
 ※参考 兵庫県のウスバカゲロウ

 カメムシ類も非常に多く、クモヘリカメムシは、網を振るえば、数十匹が一遍にとれるほどでした。このほか、イネ科の類の害虫であるイネカメムシも多く見つかりました。ビニール袋に一杯いれて、希望する子には臭いを嗅いでもらいましたが、どうだったでしょう。
 ホシハラビロヘリカメムシ、マルカメムシ、クサギカメムシあたりが、臭さNo.1を争っているようです。

 結局、昆虫25種とそれ以外2種。どうも、土壌生物には目が行かなかったようで、おなじみのダンゴムシ、ミミズ、ナメクジといった虫たちは見つかりませんでしたが、やはり、子どもたちの目は違います。
 そういえば、国連の食糧農業機関から昆虫食がすすめられていますが、今日見つけたトノサマバッタ(エビ味?)、コバネイナゴが美味No.1とNo.2といわれている?との、ミニ迷知識も披露しておきました。


トノサマバッタ、オンブバッタ、ショウリョウバッタ、ヒナバッタ、クルマバッタモドキ、コバネイナゴ、クビキリギス、ササキリの類、ツユムシの類、シバスズ、エンマコオロギ、ナツアカネ、アキアカネ、マイコアカネ、ヤマトシジミ、ベニシジミ、ホタルガ、シロオビノメイガ、セスジスズメ幼虫、オオカマキリ、クモヘリカメムシ、ハリカメムシ、イネカメムシ、カスリウスバカゲロウの幼虫(アリ地獄)、ハサミムシの類(キバネハサミムシ?)、クモの白い卵嚢、ニホンカナヘビ、昆虫25種 その他2種
アキアカネ♂



0 件のコメント:

コメントを投稿