2023/12/10

樹木の観察会

 筑波大学・生命環境系教授の上篠隆志さんを講師にした「樹木」の観察会に参加。


 最初は、トウネズミモチを観察


 里山について、狙いを説明。

  

 子どもたちは、早速、色々な色の実を探していました。カラスウリ、ヤブコウジ、マンリョウなどの赤い実。ムラサキシキブの紫色の実、ジャノヒゲの青い実、ヤブランの濃紺から黒の実など。色々な実を集めて、色のシールを貼り付けましたが、ずいぶん集まりました。

  


 次は、スギの雄花や雌花の蕾、実やそれから出た葉、シラカシ、ヒサカキ、コナラの冬芽などは、春の準備ですね。

    

 次は、団栗集め。ちょっと、腰にきました。


 芽がでた団栗など色々ありましたが、団栗を割ってみると、中からイモムシ。コナラシギゾウムシの幼虫でした。

  

 穴の空いた団栗は、幼虫の脱出孔で、親が産卵した穴は本当にちいさく、殻斗と実の間などに小さな穴がありました。幼虫の頭の大きさなので、2-3mmだそうですが、中身を食べ尽くすと、穴からでて、土の中で越冬するようです。それにしても、おデブな体が通り抜けられるのか、心配ですね。

 さらに、ハリギリの木なども観察して、終了。


 例によって、途中で見つけた虫たち。ナシケンモンの幼虫。辺りを飛び回っていたクロスジフユエダシャク。

  

 久しぶりの観察会。子どもたちのパワーにビックリでしたが、コナラシギゾウムシの幼虫を見ることができて、大満足ですね。





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