牛久沼近辺の湿地では、外来生物が増えています。一体、どこの国にきてしまったのでしょう。
湿地で白い花をつけているのは、キンギョモなどとして有名なハゴロモモです。北アメリカ原産ですが、外来生物法で要注意外来生物に指定されています。
土浦市の乙戸沼でも繁殖して、ハグロトンボやショウジョウトンボなど、藻に卵を産むトンボにとっては、格好の繁殖場所になっていました。乙戸沼では、釣りファンのために、スイレンなどの水草とともに、撤去されていますが、痛し痒しでした。
さらに、特定外来生物に指定されている、やはり北アメリ原産のウシガエルや、要注意外来生物に指定されている、アメリカおよび南米大陸北西部原産のアカミミガメ(ミシシッピアカミミガメ)も生息しています。
土手沿いには、地中海沿岸原産で要注意外来生物に指定されているヤセウツボ(ハマウツボ科)も見られ、そばにムラサキツメクサ(赤ツメクサ、これも外来生物)がみられるので、これに寄生しているのでしょう。
ハゴロモモは、観賞用に、ウシガエルは食用に、アカミミガメはペットとして、ヤセウツボは牧草に紛れて、持ち込まれています。駆除や撤去はとても困難で、頭が痛いことです。
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