葛城里山クラブの葛城散歩に参加
葛城の森(葛城大規模緑地)は、つくばエクスプレス「研究学園駅」から徒歩で20分ほどのところにある24haの緑地で、茨城県の土地と保健保有林に指定された民有林からなっており、 周辺に大規模店舗などが進出するなかで、生活環境保全機能および保健休養機能を確保するために残されたものです。
どんなところか気になっていたので、参加してみました。
周辺は、広い範囲で、整地されており、駅前には、イーアスつくばなどの大規模商業施設ヤマダ電機、カーショップ、コストコ、トライアルなどのスーパが進出しており、まだまだ、未利用の大規模画地が残っています。
周辺に、未利用の草地が多かったせいか、緑地の周りで目立つのは、ヒメムカシヨモギ、メマツヨイグサ(アレチマツヨイグサ)、セイヨウミヤコグサ、などの外来種、そしてクズなど、荒地に見られる植物でしたが、このほか、アメリカオニアザミ(生態系被害防止外来種)も多く見られました。
さて、散歩を開始すると、草刈をした草地では、バッタの類がとてもたくさん見られました。
林の中は、コナラ、エノキなどのほか、植林されたと思われるサワラなども多く、散策路は、木陰も多くて涼しかったです。
草地では、シオカラトンボが多かったのですが、林の中に入ってくると、アカネの類も見られましたが、ヤンマの類、ハグロトンボなどは見かけませんでした。
チョウ類は、食草が多いのでしょう、オオムラサキをはじめ、かなり見られました。(写真は、クズの花穂で、みんなで捜したルリシジミの卵)
木の洞にスズメバチが大きな巣を作っていたのには驚かされました。
鳥たちは、時期的な問題もあるのですが、少な目でした。
全体的な感想としては、林は楽しみですが、水辺や流れがないのが、多様性の観点からはやや寂しいところです。今回は、湿地にはいかなかったので、今度は、そちらをみてみたいですね。
【参考ブログ】
【見かけた花など】
アメリカオニアザミ、ヒメムカシヨモギ、メマツヨイグサ、ゴンズイ、イヌゴマ、ガンクビソウ、キンミズヒキ、ヤマハギ、ヤブカラシ、セイヨウミヤコグサ、ブタナ、クズ
【見かけたバッタ類】
ショウリョウバッタ、オンブバッタ、クルマバッタ、イボバッタ、ヒシバッタ類、ヒメギス、ツユムシ類幼虫、エンマコオロギ、コオロギ類sp.
【見かけたトンボたち】
シオカラトンボ、ノシメトンボ、ナツアカネ、マイコアカネ
【見かけたチョウたち】
キタキチョウ、ナミアゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハ、ヤマトシジミ、ウラギンシジミ、サトキマダラヒカゲ、コミスジ、イチモンジチョウ、ツマグロヒョウモン、ゴマダラチョウ、アカボシゴマダラ、オオムラサキ
【見かけた甲虫類】
ノコギリカミキリ、カブトムシ、マメコガネ、アオドウガネ、ハナムグリの類
【見かけたカメムシ類】
アブラゼミ、ヒグラシ、ホシハラビロヘリカメムシ、マルカメムシ、ベッコウハゴロモ、アミガサハゴロモ
【見かけた鳥たち】
ホオジロ、ツバメ、スズメ、サシバ、ハシブトガラス、チュウサギ、ウグイス、ヒヨドリ、シジュウカラ、(コジュケイ)
【その他】 ニホンカナヘビ
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