2011/12/23

花室川の旧石器時代の地層(2011.12.17)

 従来から花室川ではナウマンゾウ化石が発見されていますが、近年、ニホンアシカの骨が発見され、これまで、陸生哺乳類を主体としてきたところに、ニホンアシカが発見されたことで、旧石器時代の人が関与したのではないかといわれており、後期更新世末期の地層の調査が行われています。またまた、Aさんからお誘いを受け、発掘現場を見に行きました。



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 さすがに、3~4万年も前の地層の話で、火山灰や植物化石から年代を決めるそうで、富士山の火山灰、浅間山の火山灰、九州南部の火山灰の層などがあるとのことでした。やっと、3万年前頃の地層にたどり着いたところで、残念ながら、旧石器の遺物などは見つかっていないそうです。



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上部の層ですが、赤くなっているところが、富士山の火山灰の層だそうです。



カヤネズミの調査(2011.12.16)

 里山でカヤネズミの調査。 結構、たくさん見つかりました。



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 ヨシの間では、オオヨシキリの巣が落ちているのも見つかりました。



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2011/12/15

上境旭台貝塚(2011.12.14)

 知り合いのAさんにくっついて、つくば市の区画整理事業に伴う埋蔵文化財発掘調査の現地見学へ、いってきました。



 縄文前期の海進期(約6000年前の縄文海進)には、桜川を伝って内陸まで海が入り込んでいたのですが、この遺跡があった縄文後期から晩期には、大量のヤマトシジミが出土しており、汀線は後退し、汽水の砂泥域と想定されています。



 ほぼ完形のミミズク土偶、耳環、注口土器などのほか、薄手の土器や石棒なども大量に出土しているようです。



 見つかった竪穴住居跡では、焼土が赤く残っており、石棒などの出土とあわせて、何らかの祭祀が行われていたのでしょうか、出土した土器類や貝、骨などこれから、いろいろな分析が行われることになると、昔の暮らしが推測できるかもしれません。とても楽しみです。



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