従来から花室川ではナウマンゾウ化石が発見されていますが、近年、ニホンアシカの骨が発見され、これまで、陸生哺乳類を主体としてきたところに、ニホンアシカが発見されたことで、旧石器時代の人が関与したのではないかといわれており、後期更新世末期の地層の調査が行われています。またまた、Aさんからお誘いを受け、発掘現場を見に行きました。
さすがに、3~4万年も前の地層の話で、火山灰や植物化石から年代を決めるそうで、富士山の火山灰、浅間山の火山灰、九州南部の火山灰の層などがあるとのことでした。やっと、3万年前頃の地層にたどり着いたところで、残念ながら、旧石器の遺物などは見つかっていないそうです。
上部の層ですが、赤くなっているところが、富士山の火山灰の層だそうです。