陸平の遺跡調査は、1/12以降、1/30には、選別してきた土器を眺めながら、M大のA先生から土器の編年について講義を受け、2/1、2/4に続いて、2/9も貝の分類を行いました。
ハマグリ、オキシジミなどのほか、ヒメシラトリやオオノガイなどあまり聞いたことのない貝を含めて、教わりながら分類を行っています。特に、貝殻の右左は微妙です。
そもそも貝の前側後側があることすら、はっきりわかっていなかったのですが、出水管や吸水管があるほうが前側で、足があるほうが後ろなのだそうです。そして、前側に向かって貝を開いて、右左となるのです。砕けた貝も多いので、蝶番を目処に数えるのですが、古くなって、ほとんど蝶番しかないものもあるので、簡単にはゆきません。
分類しているのは、オキシジミで、右手側が右の貝殻、左手側が左の貝殻となるようです。
貝の分類も3回目になると、少し慣れてきたようですが、遺跡の層ごとにかなりの違いがあり、興味深いところです。
さて、2/9には、時間に余裕があったので、周辺で自然観察。といっても、この季節ですので、もっぱら、バードウォッチングですが、いろいろ見ることができました。
初見のミヤマガラスは、100羽ほどの群れですが、なかなか近づけません。さらに、ハシボソガラスも混じっていたりしましたが、なんとか嘴の基部が白っぽくなっているが確認できました。
このほか、イソシギ、タシギなど24種が確認できました。
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